抱擁性ほうようせい)” の例文
もとよりなかはまッくらだが、愉快ゆかいなことには、抱擁性ほうようせいのあるやわらかい麦藁むぎわらが、山のごとくんである。どうだい! すばらしい寝床ねどこじゃないか! と、蛾次郎がじろうはうれしくなってしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)