扱竹こきだけ)” の例文
しかるに近年稲扱きを製す。その形は狭き牀机しょうぎの如く、竹の大釘おおくぎ数十を植ゑ、少しくマングハ(馬歯把)に似たり。穂を引掛けて引くに、其力は扱竹こきだけに十倍す。故に孀婆業を失ふ。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)