払方はらいかた)” の例文
旧字:拂方
……岡村はその藩で「番衆ばんしゅう」というめみえ以上ではあるが、中の下くらいの家柄であって、八束は勘定奉行の払方はらいかたに勤めていた。
竹柏記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
今日は大伴兄弟も用達ようたしくことなし、晦日のことで用もあるから払方はらいかたを済ませ、うちで一杯飲むということを聞きましたから、今宵こよいこそ彼を討たんと、昼のうちから徐々そろ/\身支度を致します。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)