打越うちこ)” の例文
附句つけくの制限はかえって俳諧よりも多く、去嫌さりきらいとか打越うちこしとかのやかましい沙汰さたがあって、それはいずれも個々の句の変化、場面の展開を念としたものばかりであったが
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しはつ山打越うちこえくれは笠縫かさぬひの島き帰る棚なし小舟をぶね 高市連黒人たかいちむらじくろと
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)