手習子てならいこ)” の例文
ことに手習子てならいこでも寄せるとなると、主人ばかりではない、女中や奥様までが手伝って世話を焼かなければならないようにもなる。毎日随分うるさいことです。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
けれど光秀が手習子てならいこに教えている時は、光春が旅に出、光春がいる時は、光秀が旅に出て留守だった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鶯や目をこすり来る手習子てならいこ 温故
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
春風やよごれて戻る手習子てならいこ 吾仲
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)