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手擲弾
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てなげだん
ふりがな文庫
“
手擲弾
(
てなげだん
)” の例文
旧字:
手擲彈
時に、かの女のいるテーブルの反対側の広間から、
俄
(
にわか
)
に
鬨
(
とき
)
の声が挙って、
手擲弾
(
てなげだん
)
でも投げつけたような音がし出した。かの女はぴくりとして
怯
(
おび
)
えた。
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
と、叫びながら狂気のように黄は彼女の後を追いかけたが、
手擲弾
(
てなげだん
)
のようなマリの靴を
向脛
(
むこうずね
)
に見まわれて
跛
(
びっこ
)
をひきながら彼は街路に飛出した。野蛮………………マリを跳ねかえした。
スポールティフな娼婦
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
結局かの女の途方も無い愛情で
手擲弾
(
てなげだん
)
のように世の中に飛び出して行ったむす子……
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
擲
漢検1級
部首:⼿
18画
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
“手擲”で始まる語句
手擲彈