“戻路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もどり50.0%
もどりみち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戻路もどりにはせめてもと存じまして、長屋の位置を見がてら、その家紋を読んでまいりましたが、だいたい表通りに向った一棟ひとむねと、南側に添うた一棟と、総長屋は二棟に別れておりまして
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
(ついでながら、勘平のこの書状は、江戸における赤穂浪士の動静を知る貴重な材料として、今に伝わっている)「だが、戻路もどりにはちょっとよそへ廻るつもりだから、少しおそくなるがいいか」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
このてあいも清葉が戻路もどりみちかたたがえて、なぞえに一石橋の方へ廻ったのは知らずにいたろう。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)