“戸隠山”の読み方と例文
読み方割合
とがくしやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信州といえば、戸隠山とがくしやまの鬼女を想像させるが、彼女はそのやつれた顔に一種の気品を具えていた。その物云いや行儀も正しかった。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
信州戸隠山とがくしやまの奥の院というのは普通の人の登れっこない難所だのに、それを盲目めくら天辺てっぺんまで登ったから驚ろいたなどという。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
天手力男命あめのたぢからおのみことが、引き明けた岩戸を取って投げたのが、虚空はるかにけし飛んでそれが現在の戸隠山とがくしやまになったという話も
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)