戴員たいいん)” の例文
丹陽の都督ととくに、嬀覧ぎらんという者がある。同じ怨みを抱く郡丞ぐんじょう戴員たいいんと、ついにこういう肚を合わせ、ひそかに対手あいての出入りをうかがっていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、その辺洪をそそのかした嬀覧、戴員たいいんのふたりが、急に驚いた態をして
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫高そんこう傅嬰ふえいの二人は、その夜すぐ兵五十人をつれて、戴員たいいんの邸を襲い
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)