“戯単”の読み方と例文
読み方割合
シイタン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんな事を思い続けながら、私は煙草の箱を出しに、間着のポケットへ手を入れた。が、つかみ出したものは、黄色い埃及エジプトの箱ではない、先夜其処に入れ忘れた、支那の芝居の戯単シイタンである。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)