慧智えいち)” の例文
あのわずかに見開いたきれの長い眼には、大悲の涙がたたえられているように感じられる。あの頬と唇と顎とに光るとろりとした光のうちにも、無量の慧智えいちと意力とが感じられる。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)