“感疑”の読み方と例文
読み方割合
かんぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へえ、ありがとう。上がります。……何もこんな雨の降る日に戻って来なくとも好いのですけれど……」といいかけると、母親は、妙に感疑かんぐったか
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
やっぱり旦那だんなにでも引かされて、今ごろはどこかそこらに好い気持で納まっているのだなと感疑かんぐりながら、こちらも、つとめて心を取り乱さぬようにわざと平気に笑いにまぎらわして
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)