意地張いじばり)” の例文
僕は意地張いじばりという点において、どっちかというとむしろ陰性の癇癪持かんしゃくもちだから、発作ほっさに心をおそわれた人が急に理性のために喰い留められて
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
奈良原翁は少年時代に高場乱子、武部小四郎等から受けた所謂、黒田武士の葉隠れ魂、悪く云えば馬鹿を通り越しても満足せぬ意地張いじばり根性がドン底まで強かった。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)