悽愴すご)” の例文
といったような懐旧談で、しきりに悽愴すごがってシンミリしている鼻の先へ、庭先の月見草の中から、白い朝鮮服を着て、長い煙管きせるを持った奴がノッソリと現われて来たもんだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)