トップ
>
悄然
>
すごすご
ふりがな文庫
“
悄然
(
すごすご
)” の例文
と取合う気色も見えぬに、茶一杯
饗応
(
もてな
)
されぬ助役は
悄然
(
すごすご
)
として元
来
(
き
)
し道に
取
(
とっ
)
てかえしぬ、正兵衛は後見送りて、
皺苦茶
(
しわくちゃ
)
の眉根を
顰
(
ひそ
)
め、ああ厄払い厄払い。
厄払い
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
すぐ近い坂の上だといふ事で、風呂敷包を提げた儘、
黄昏時
(
たそがれどき
)
の雨の
霽間
(
はれま
)
を源助の後に
跟
(
つ
)
いて行つたが、何と挨拶したら可いものかと胸を痛めながら
悄然
(
すごすご
)
と歩いてゐた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
悄
漢検1級
部首:⼼
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“悄然”で始まる語句
悄然返