恢弘かいこう)” の例文
誠に宜しく聖聴を開張し、以て先帝の遺徳をあきらかにし、志士の気を恢弘かいこうすべし、宜しくみだりに自ら菲薄ひはくし、をひき義をうしない、以て忠諫ちゅうかんの道をふさぐべからず——
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わずかに三職を置き、続て八局を設け、事務を分課すと雖も、兵馬倉卒の間、事業未だ恢弘かいこうせず。