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恍乎
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うつとり
ふりがな文庫
“
恍乎
(
うつとり
)” の例文
お定は
暫時
(
しばし
)
恍乎
(
うつとり
)
として、自分の頬を天鵞絨の襟に擦つて見てゐたが、幽かな
微笑
(
ほほゑみ
)
を口元に漂はせた儘で、何時しか安らかな眠に入つて了つた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
枕に就くと、今日位身体も心も急がしかつた事がない様な気がして、それでも、何となく物足らぬ様な、
心悲
(
うらがな
)
しい様な、
恍乎
(
うつとり
)
とした疲心地で、すぐうと/\と眠つて了つた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
恍
漢検1級
部首:⼼
9画
乎
漢検準1級
部首:⼃
5画
“恍”で始まる語句
恍惚
恍
恍然
恍惚境
恍呆
恍気
恍焉
恍爾
恍惚感
恍惚郷