トップ
>
怪奇
>
かいき
ふりがな文庫
“
怪奇
(
かいき
)” の例文
だが、かれのそうした自信も、一方では荒田老という
怪奇
(
かいき
)
な人物の出現によって、他の一方では道江の上京の通知によって、ゆずぶられはじめていた。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
だちょうは
驚
(
おどろ
)
いてサービスの頭を、その
怪奇
(
かいき
)
なくちばしで二つ三つつついた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
私の眼は富士の左の方に一際高く
挺立
(
ていりつ
)
しているかと想われる
稍
(
や
)
や円錐形の山に惹き付けられた。北の槍ヶ岳のように
怪奇
(
かいき
)
ではないけれども、
凜々
(
りり
)
しく引き締った威厳のある山だ。それに高さも高い。
北岳と朝日岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
△幽霊の消える
擬音
(
ぎおん
)
と
怪奇
(
かいき
)
音楽よろしくあって……。
新学期行進曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その一つは、荒田老のであり、もう一つは、
星章
(
せいしょう
)
を光らした大型の陸軍用であった。荒田老は、例によって
鈴田
(
すずた
)
に手をひかれながら、黒眼鏡の
怪奇
(
かいき
)
な顔をあらわした。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
やがて式場に案内されて着席してからの荒田老の姿は、まさに一個の
怪奇
(
かいき
)
な木像であった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
“怪奇”の意味
《名詞》
怪奇(かいき)
怪しく不思議なこと。また、そのようなさま。奇怪。
(出典:Wiktionary)
怪
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
“怪奇”で始まる語句
怪奇島
怪奇的