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急々
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つかつか
ふりがな文庫
“
急々
(
つかつか
)” の例文
と脱兎のごとく、かねて計っていたように、この時ひょいと立つと、肩を斜めに、
衣兜
(
かくし
)
に片手を突込んだまま、
急々
(
つかつか
)
と床の間に立向うて、早や手が掛った、花の矢車。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
時に、
寂
(
ひっそ
)
りした横町の、とある軒燈籠の白い
明
(
あかり
)
と、板塀の黒い蔭とに
挟
(
はさま
)
って、
平
(
ひらた
)
くなっていた、
頬被
(
ほおかむり
)
をした伝坊が、一人、後先を
眗
(
みまわ
)
して、
密
(
そっ
)
と出て、五六歩行過ぎた、早瀬の
背後
(
うしろ
)
へ、……抜足で
急々
(
つかつか
)
。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
急
常用漢字
小3
部首:⼼
9画
々
3画
“急々”で始まる語句
急々如律令