忙裡ぼうり)” の例文
京都清遊の後、居士はたちまち筆硯ひっけん鞅掌おうしょうする忙裡ぼうりの人となった。けれどもかんを得れば旅行をした。「旅の旅の旅」という紀行文となって『日本』紙上に現われた旅行はその最初のものであった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)