“志戸(しと)” の例文
しょせんこの写経を魔道に回向(えこう)し、魔力によってこの恨みを晴らそうと、ひとすじに心をきめ、指を切ってその血で願文を書き、経とともに志戸(しと)の海に沈めてからのちは、人にも逢わず
所詮(しよせん)此の経を一〇一魔道に回向(ゑかう)して、恨をはるかさんと、一すぢにおもひ定めて、指(ゆび)を破(やぶ)り血をもて願文(ぐわんもん)をうつし、経とともに一〇二志戸(しと)の海に沈(しづ)めてし後は、人にも見(まみ)えず深く閉(と)ぢこもりて