“心斎橋（しんさいばし）” の例文

途中互（たがい）にもの言うにさえ、声の疲れた……激しい人の波を泳いで来た、殷賑（いんしん）、心斎橋（しんさいばし）、高麗橋（こうらいばし）と相並ぶ、天満の町筋を徹（とお）してであるにもかかわらず、説き難き一種寂寞（せきばく）の感が身に迫った。

南地心中 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

それから、私は心斎橋（しんさいばし）を散歩して二つの古めかしき時計台を眺める事が出来る。

めでたき風景 (新字新仮名) ／ 小出楢重(著)

暫（しばら）く和気さんとお話して心斎橋（しんさいばし）まで一緒に行きました。

書簡　大杉栄宛：（一九一六年七月一五日　一信） (新字旧仮名) ／ 伊藤野枝(著)

「あの、心斎橋（しんさいばし）通りに居りました」

銭形平次捕物控：089 百四十四夜 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

“心斎橋”の解説

心斎橋（しんさいばし）は、大阪府大阪市中央区の大阪を代表する繁華街。また、かつて長堀川に架かっていた橋でのちに長堀通に整備された歩道橋。範囲としては心斎橋筋・西心斎橋・東心斎橋の辺りであり、行政上「心斎橋」という地名は存在しない。
(出典:Wikipedia)

心	常用漢字 小２ 部首:⼼ 4画
斎	常用漢字 中学 部首:⽂ 11画
橋	常用漢字 小３ 部首:⽊ 16画