心得こころう)” の例文
人が我におくるに、つまらぬ物をもってするなら、我は彼に与うるに貴重なるしなをもってすべしとの意で、かえって出来がたきことながら、この句は世を渡るに常に心得こころうべきことである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
先祖代々猛烈なる理想主義者と心得こころうべし。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)