心地ごゝち)” の例文
此辺このへんでは停車するごとにプラツト・フオオムの売店へ宝石を買ひに降りる女が大勢ある。私もその店へ一度行つて見た。紫水晶の指の触れ心地ごゝちい程の大きさのを幾何いくらかと聞くと五十円だと云つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)