心呆こころほう)” の例文
だが、二度目にひとりで、その同じ場所を訪れた時の記憶もヒリヒリと眼のまえに彷徨さまよっていた。みじめな、孤独な、心呆こころほうけした旅であった。
秋日記 (新字新仮名) / 原民喜(著)