徽州きしゅう)” の例文
廷珸と同じ徽州きしゅうのもので、親類つづきだなどいっていたが、この男は搢紳しんしんの間にも遊び、少しは鼎彝ていい書画の類をも蓄え、また少しは眼もあって、本業というのではないが
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
康煕庚申こうきこうしんの春、徽州きしゅうの人で姓をほうという者が、郡へ商売に出た。八人の仲間が合資で、千金の代物しろものを持って行ったのである。江南へ行って、河間の南にある腰※ようてんの駅に宿った。