“徽典館”の読み方と例文
読み方割合
きてんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徽典館きてんかんの少年たちが家路へ帰りがけに、猛然たる犬の吠え声に驚かされたのは、牢内にこの騒ぎが起ったのと前後しての時であります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
兵馬はそのくわしきを知るべく、わざと僧形を避けて徽典館きてんかんへ通う勤番の子弟に見えるような意匠を加えて、ひとり長禅寺を立ち出でました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「さあ、お前が躑躅ヶ崎へ行くというなら、拙者も徽典館きてんかんへ行くことをやめて、お前と一緒に躑躅ヶ崎へ行く、案内してくれ」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)