徹底的てっていてき)” の例文
憤激ふんげき! 興奮こうふん! 平素阪井の傲慢ごうまんや乱暴をにがにがしく思っていたかれらはこの際徹底的てっていてき懲罰ちょうばつしようと思った。二時の放課になっても生徒はひとりも去らなかった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
次郎たちの計画では、しょっぱなから、固い気分を徹底的てっていてきにぶちこわすことであった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「もっと徹底的てっていてきにしらべましょう。しかしあれは怪力かいりきを持っていて、危険きわまりないものですから、ぴかりと光ってあらわれたら、すぐ警官隊はそれをたたき伏せなければ、あぶないですよ」
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かれの意図いとが、塾の精神を徹底的てっていてきにたたきつけるにあったことは、もうむろん疑う余地がなかった。かれは、しかし、真正面から「友愛塾の精神がまちがっている」とは、さすがに言わなかった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)