徹夜よどほし)” の例文
徹夜よどほし三人で一斗五升飲んだといふ翌朝あくるあさでも、物言ひが舌蕩したたるく聞える許りで、挙動ものごしから歩き振りから、確然しつかりとしてゐた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
三晩續けて徹夜よどほしに踊つても、猶踊り足らなくて、雨でも降れば格別、大抵二十日盆が過ぎるまでは、太鼓の音に村中の老人達が寢つかれぬと口説くどく。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
三晩続けて徹夜よどほしに踊つても、猶踊り足らなくて、雨でも降れば格別、大抵二十日盆が過ぎるまでは、太鼓の音に村中の老人としより達が寝つかれぬと口説く。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)