御馳走様ごちそうさま)” の例文
旧字:御馳走樣
私は「御馳走様ごちそうさま」と云って戸外へ出て、明るいうちにとよくばって、また、その辺をぐるぐると歩いてみた。宇野浩二うのこうじさんの家の前へ出る。
貸家探し (新字新仮名) / 林芙美子(著)
御馳走様ごちそうさま」とお光が運ぶ鮨の大皿を見ながら、ひょろついて尻餅しりもちをついて、長火鉢の横にぶっ坐った。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「いや、なあに、寝てゐるほどの事は無いので。これは色々御馳走様ごちそうさまでございます」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「おや、御馳走様ごちそうさまねえ。」
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御馳走様ごちそうさまですね。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)