御難渋ごなんじゅう)” の例文
「まあ、それは御難渋ごなんじゅうでございましょう。では只今、主人にその由を伺ってまいりますから、暫時、そこへお腰をかけて、足なりとお休め遊ばしませ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
重さんのおっかさんが心配して眼がつぶれて見る影もねえ御難渋ごなんじゅうわっちも見かねて貴方あなたへ預けた金を取りに来やした、預けたにちげえねえ三千円、元は大小をした立派な貴方