御池みいけ)” の例文
御池みいけ十郎左衛門だの太田黒兵助おおたぐろひょうすけだの、南保なんぽう余一兵衛、小橋蔵人くらんどなどとよぶ十剣の人たちは、その演舌が気にくわない顔つきで
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
拍つ手ここに御池みいけの緋鯉なれつるよ一人ひとりを京の春の子老いな
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
それは、高弟中の御池みいけ十郎左衛門だった。十郎左衛門は、自分がまず、初太刀の皮膜ひまくを切ろうとするものらしく、ズズと、あしに身をすすめて
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
植田良平というのは、祇園ぎおん藤次、南保余一兵衛なんぽうよいちべえ御池みいけ十郎左衛門、小橋蔵人くらんど、太田黒兵助ひょうすけなどという古参門下とともに、吉岡の十剣と自称している高弟のうちの一名だった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御池みいけ十郎左と、植田良平でしょう」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)