御力みちから)” の例文
しゆは昔御力みちからを示して孟西モオゼを驚かし給ひぬ、されど、わが心には、罪なきいつ實有じつうとこそ見えたれ。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
神さまの御力みちからのこんな驚くべき示顕じげんのことを思うと、自分一個の生命いのちなどという取るにも足らぬことを考えるのはなんというばかげたことだろう、と考えはじめました。
愚禿ぐとくの親鸞には、いとも覚つかない大任ですが、今日も御力みちからをもって、よい教化の一日を暮らさせていただきました」弥陀如来の壇に灯をともして、そう感謝しつつ、念仏していた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その御力みちからにひかれて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「私の力ではできません。仏の御力みちからで——」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)