わたり)” の例文
新字:
唯有とある人家に立寄つて、井戸の水をもらつて飮む。桔※はねつるべ釣瓶つるべはバケツで、井戸側はわたり三尺もある桂の丸木の中をくりぬいたのである。一丈餘もある水際までぶつ通しらしい。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)