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当路
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とうろ
ふりがな文庫
“
当路
(
とうろ
)” の例文
それは千金の価があった。王はそれを出して
当路
(
とうろ
)
の者に賄賂に贈ろうとしていた。小翠はそれが好きで平生
玩
(
いじ
)
っていたが、ある日それを取り
堕
(
おと
)
して砕いてしまった。
小翠
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
当路
(
とうろ
)
の役人ほど馬鹿な事を考える人間はない。東京なる都市の体裁、日本なる国家の体面に関するものを挙げたなら貧民窟の取払いよりも先ず市中諸処に立つ銅像の
取除
(
とりのけ
)
を急ぐが至当であろう。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
何故に王家の
国廟
(
こくびょう
)
には
舜天王
(
しゅんてんのう
)
の神位を中尊とし、それに先だつ二十五世の天孫氏を
祀
(
まつ
)
らぬのか、というのが論点であって、少なからず
当路
(
とうろ
)
を悩ませたらしいが、結局前年の江戸幕府の問合せに対して
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
今
当路
(
とうろ
)
の吏大本教を禁ぜんとするの心よく韓愈の如く松平豆州の如くならば何ぞ其の措置の如何を問わんや。酷なるを以て可とせば寸毫も許す処あるなかれ。事の是非は唯法を行うものの心に在り。
偏奇館漫録
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“当路”で始まる語句
当路者