“弾正台”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんじょうだい66.7%
だんじやうだい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反対の火の手はこの年十二月、弾正台だんじょうだいというおそるべき役所からおこり、翌三年二月になると、兵部大丞ひょうぶたいじょう黒田清隆の名において、反対の建白書が提出された。
黒田清隆の方針 (新字新仮名) / 服部之総(著)
かつては、弾正台だんじょうだいもあったが、今は廃され、代るに、検非違使庁が、設けられ、近頃になっては、刑部省行政のうちで、もっとも活溌な一機関となっていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは後に弾正台だんじやうだいに勤めてゐた、四郎左衛門の剣術の師阿部守衛が、公文書の中から写し取つて置いたものである。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)