弥撒みさ)” の例文
旧字:彌撒
日曜日の弥撒みさ、ティ・ダンス、サパァ・ダンス、運動競技、福引と、手を代え品をかえ、出席しないと、事務長から催促の電話がくる。
予言 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
バッハ協会合唱団及び管弦団はブレーの指揮で、フォーレの『鎮魂弥撒みさ曲』(JD六二七—三一、名曲集五八五)を入れている。
教会堂でしかつめらしくしてるのもよいが、弥撒みさがすんだら、新婦のまわりに夢の渦巻うずまきを起こさしてやるがいい。結婚は堂々としていてしかも放恣ほうしでなくちゃいかん。
この物語が、おそらく十二世紀末に編まれたであろうということは、篇中に天主教の弥撒みさなどがあり、それが一貫して、北方異教精神と不思議な結婚をしているのでも分る。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
古いお弥撒みさ祈祷集おいのりぼんに、つらつツ込んでる盲者めくら等は
それとはまるで畑の違った曲だが、私はバッハの『弥撒みさ=ロ短調』全曲(JH八八—一〇四、名曲集六四二)が好きだ。
祖父様じいさまはまだお起きになっていません。伯母様おばさま弥撒みさに参られました。フォーシュルヴァンお父様のへやでは、暖炉から煙が出ています。ニコレットは煙筒掃除人を呼びにやりました。
ビクターのバッハの『弥撒みさ=ロ短調』のソプラノはこの人が歌っている。このレコードに大きな価値を添えたのはシューマンの力であったと言ってもいい。