引鎌ひきがま)” の例文
穂先を三様に使い分け、槍の柄を二様に使い分けるのみならず、石突を返して無二無三に突いて引くかと見れば、飛び違いざまに敵の小手へ引鎌ひきがまをかけて滝落しの形がきまります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)