弊帚集へいさうしふ)” の例文
金澤氏六代の増田東里には、弊帚集へいさうしふと題する詩文稿があることを、蒼夫さんに聞いた。わたくしはにはかに聞いて弊帚の名の耳に熟してゐるのを怪んだ。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)