廿一日にじゅういち)” の例文
このよしをはなしたのである、同氏の家にはあと二日ばかり厄介やっかいになって、私が京都に帰ったのは、すなわ廿三にじゅうさん日の昼であった、家へ帰って、聞くとその娘は廿一日にじゅういちの夜に死んだ、今日が
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
ところが、その廿一日にじゅういちの夜には、氏の親戚を初め近隣の人々を集めて、或る場所で自分の琴を聴かした、十時少し前後演奏が終りて、私は同氏の家へ帰って泣菫氏と共に、枕を並べてしんいた
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)