建仁けんにん)” の例文
建仁けんにん三年の十月。綽空しゃっくうにとっては一つの到達であり、玉日たまひにとっては忘れ得ない生涯の日が来た。二人は、婚儀の座に並んだ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ格子戸へ引き返して、建仁けんにん寺を嗅ぐ犬のように、鼻を一つ一つの桟とすれすれに調べ始めた。
その子の後京極良経ごきょうごくよしつねを背景として、歌壇の元老となり、数々の歌合に殆ど一人で判者となり、作者としても衰えを見せず、建仁けんにん三年九十歳に達し、和歌所わかどころにおいて九十賀くじゅうのがを賜わり
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)