“廃人（すたれもの）” の例文

旧字：廢人

想うに碩学昆虫館主人が、世の廃人（すたれもの）を拾い集め、ここに別社会を建設し、何らか事業をしているのらしい。

神秘昆虫館 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

神社仏閣の所在地へは、世の廃人（すたれもの）や社会の落伍者が、おのずと集まるからであった。

あさひの鎧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

世の廃人（すたれもの）、社会の落伍者、いわゆる流浪の人々であった。

あさひの鎧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

“廃人”の意味

《名詞》
廃人（はいじん）

病気や負傷により普通の生活ができなくなった人。
(出典:Wiktionary)

“廃人”の解説

廃人（はいじん）とは、病気や障害など様々な事情で普通の人間生活を営めない者とされる。蔑称であるため、使用に注意する必要がある。適切な言い換えとしては、無闇に一括りにしない、各々の症状や状態の名称が用いられる。
戦前においては、戦病や戦傷などで兵役を免除ないし除隊された者を「廃兵」と称した。この名称はパリの「オテル・デ・ザンヴァリッド（廃兵院）」などに残っている。
(出典:Wikipedia)

廃	常用漢字 中学 部首:⼴ 12画
人	常用漢字 小１ 部首:⼈ 2画