庭訓往来ていきんおうらい)” の例文
旧字:庭訓往來
多トリテ粮トス筑紫ニ多シ庭訓往来ていきんおうらいニ宰府ノ栗ト云是ナリ蘇恭そきょうガ茅栗細ニシテ橡子ト云シモシバクリナルベシ
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一と通り家の中も見せて貰いましたが、よっぽど学問が嫌いだったらしく、史書経書は言うまでもなく、庭訓往来ていきんおうらい一冊ないのはサバサバしております。
庭訓往来ていきんおうらい 輟耕録てっこうろく 天元二十八宿指南 伝習録 天朝無窮暦 天地麗気記 天地或問珍てんちわくもんちん秉燭へいしょく或問珍〕 天変地異 天変地妖決疑弁蒙〔決疑弁蒙〕 天保大雑書てんぽうおおざっしょ 伝法智恵の海
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
古くは『庭訓往来ていきんおうらい』などにも「囲炉裏」の文字は用いられ、従うてヰロリと発音するのが正しいので、これと異なる語はみな「かたこと」だと、学問のある人は誰でも考えているようだが
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「それでは、二三日来てみなさるがいい。最初から大学や孝経こうきょうでもあるまいから、庭訓往来ていきんおうらいでもやりましょう」