度膽どぎも)” の例文
新字:度胆
平次は少し度膽どぎもを拔かれました。杉之助の言葉が豫期以上に唐突で正直だつたのです。
八五郎はもう一つ度膽どぎもを拔かれました。死體の側に居る女房のお峯と言ふのは、ツイ二日前に、同じ目黒の栗飯屋で、親分の平次へ——と言つて、謎の結び文を渡した、あの美しい女だつたのです。