幾銭いくら)” の例文
小舎が二戸ある、一つは徳本峠を下りると直ぐの小舎で、二間四方の北向きに出来ている、徳本の小舎というのがそれで、放し飼の牛馬を一頭幾銭いくらという、安い賃金で、監督する男が住んでいる
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)