“幾十度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくそたび66.7%
いくじゅうたび33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
維新の際、小倉藩の志士何某なにがしが京都で詠んだという和歌に、「幾十度いくそたび加茂の川瀬にさらすとも、柳は元の緑なりけり」
私の母 (新字新仮名) / 堺利彦(著)
ああ幾十度いくそたび、『父』と呼ぶ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
二十何年のあいだ、幾十度いくじゅうたびか往来した街道で、すっかり、慣れてはいたが、もう齢が齢とて、或いは、今度の、江戸行が、この街道筋の見納めになるかも知れぬ、と思うていた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)