幽楼ゆうろう)” の例文
見張りの衛兵は、春の日永ひながを、あくびしていたが、ふと幽楼ゆうろうの上から、哀しげなうたの声が聞えてきたので、聞くともなく耳を澄ましていると
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)