幼稚をさな)” の例文
塚窪の坂の下まで行くと、とある農家の前に一人の飴屋あめや、面白可笑をかしく唐人笛たうじんぶえを吹立てゝ、幼稚をさない客を呼集めて居る。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
わが幼稚をさなさひたはづかしし立ちまさり咲きそろひたる春花はるはななれや
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)