幣辛夷してこぶし)” の例文
戸袋を五尺離れて、袖垣そでがきのはずれに幣辛夷してこぶしの花が怪しい色をならべて立っている。木立にかしてよく見ると、折々は二筋、三筋雨の糸が途切れ途切れにうつる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)