“幣舞”の読み方と例文
読み方割合
ぬさまひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車に搖られて、十九日の缺月を横目に見ながら、夕汐白く漫々たる釧路川に架した長い長い幣舞ぬさまひ橋を渡り、輪島屋と云ふ宿に往つた。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
灣には煙立つ汽船、漁舟が浮いて居る。幣舞ぬさまひ橋には蟻の樣に人が渡つて居る。北海道東部第一の港だけあつて、氣象頗雄大である。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)